
前回までのハンドケアの記事では、キューティクルオイルについてご紹介させていただきました。
今回はハンドクリームについて。
手荒れの改善や手全体の乾燥の予防に役立つのがハンドクリーム。
いい香りがするものも多く、効果も様々なものがあります。
ハンドクリームを購入する時に、
自分の求める効果を得られるハンドクリームはどれなのか、
迷ってしまうことはありませんか?
そこで、今回は手のお悩みに合わせたハンドクリームの成分についてお話しようと思います。
手荒れやひび割れは、様々な要因で皮膚のバリアが無くなり、水分を保てなくなってしまう状態の事です。
手を乾燥させない為には、水分を蓄えて逃さないことが最も重要なので、保湿成分が豊富に含まれているハンドクリームを選びましょう。
その保湿成分についてご紹介します。
まず、手荒れの予防にはワセリンが良いとされています。
今ある手荒れを改善したり、緩和する成分は含まれていませんが、
予防として役に立つのがワセリンです。
ワセリンには肌を油で保護するという役割があります。
しっかり水分が保たれた状態でフタをすることで、保湿感が持続します。
また、水仕事の前にワセリンを薄く塗ることで肌をカバーし、手荒れの予防をするのもよいでしょう。
そして、ひびやあかぎれに困っている時には、より保湿力が高いものを選んだり、マッサージなどで血行をよくしたりすることが重要です。
ですので、パッケージなどに「ひび・あかぎれ用」などと記載されているものを選ぶようにしましょう。
炎症を鎮める、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸ニカリウムや、かゆみがある場合はクロタミトンが含まれているものを選ぶと鎮痒作用があるので良いでしょう。
それから血行を良くするには、トコフェロール酢酸エステルが含まれているものが良いです。
酷いガサガサ手荒れには尿素が効きます。
尿素には、固くなってしまった手の角質を柔らかくする効果があります。
ですので、酷い手荒れを起こしていて硬くなってしまった時には尿素が配合されたものを選ぶと良いでしょう。
そして全体的に言えるのは、油分と水分のバランスがいいものを選ぶことが大事です。
水分が多すぎると表面に水分が残りますし、油分が多いとベタベタとしてしまいます。
サラサラし過ぎず、ベタベタしないものが良いです。
クリームの質感は実際に使ってみないとわからないので、
ハンドクリームを選ぶときは
テスターを試したり、成分表を参考にして選んでみてくださいね。