教えて!ノンジアミン!の回

少しだけ新規の方の受け入れを開始して半年弱。

相変わらずノンジアミンカラーでのお問合せが多いと感じております。

なので、今回はどのようなときに検討をするべきか?などを書いていきたいと思います。

少し長い内容になりますので見やすくするために分けるかもしれません。

 


①最初に…

ノンジアミンカラというものは名前の通りジアミンという染料を使用していないカラー剤です。
1,ヘアカラーでジアミンかぶれと診断された
2,美容室でカラー施術をしてから2~3日後くらいに頭皮が痒い
の上記に当てはまる方は、今後アルカリカラーは避けた方が良いと思います。
特に2に当てはまる方は「自分で勝手に判断せず皮膚科に行ってください
その理由などもきっちりと説明いたしますね。


 

②ジアミンアレルギー(遅延型アレルギー)って?

 

ジアミンアレルギーというものを最初に知っておくと良いと思うので簡単に説明しておきます。
カラーで「しみる」というものにはすべてがジアミンアレルギーということではありません。

1,ご存じの通りジアミンという染料に反応するものが「ジアミンアレルギー」です。
それ以外には「接触性皮膚炎」と診断さされるものがあります。

接触性皮膚炎に関してはいわゆる「しみる」という状態でカラー塗布の直後などによく起きます。

2,ジアミンアレルギーとはカラー剤に含まれる化学物質のジアミンに反応して腫れやかゆみなどが出ることを指します。
北原はだいたい2日あたりに出るものかと思っていましたが、正式には6時間から48時間で症状が出るようです。
中でも48時間あたりに症状が気きつくなることが多いのだとか。

3,アレルギーが出てくる場所としては頭皮・髪の生え際・まぶた・額・耳の後ろ・首すじが多く、あとはシャンプーのすすぎ残しの箇所などもあるとのこと。
基本的には薬剤が付いた所・・・と認識しておきましょう。

4,初期症状ではかゆみや赤みがでます。ここで収まってくれればまだヘアカラーに絶望はしなくても大丈夫かと思っています。
正式には今後一切のヘアカラー禁止!なのですが、根元を1センチほどあけて頭皮に付けないようにする、ブリーチを使用したカラーで明るくしその後はカラートリートメントやマニキュアで染毛する。などであればOKだと判断しています。
但し、白髪染め場合は正直厳しいと認識しており今後は違うものを提案しています。

5,中程度以降の症状ではブツブツのようなできものが出来たり、医学的にはあまり聞きませんが色々な方を見ていると頭皮の感想も著しくなる感じがします。その後にかゆみがひどい結果搔きむしってしまいかさぶたになるなどもあります。
これよりもひどくなると顔が腫れてしまい所謂ムーンフェイスという状態になることがあります。
ここまで症状が出るのは少レアというか、担当の美容師さんに今まで何も言わなかったのか?とか毎回自覚症状があるのに無視してたのか?という感じです。
少しでも気になればここまでならない様に事前にきっちりと対策をしていきましょう。

6,症状というのは当然ですがいきなり重篤にはなりません。
積み重ねです。かぶれを繰り返すことで悪化をしていきますので気をつけて施術をしていきましょう。
また何度も続けると悪化だけでなく症状の範囲が広がることもありますので注意しましょう。


 

③ジアミンアレルギー(即時型アレルギー)って?

接触性皮膚炎と似ていると思ってましたが、ジアミンにおける即時型となると施術中や直後に激しい痒みや蕁麻疹が現れます。
場合によっては呼吸困難や意識障害も出ると聞いたことがあります。
ここまでになる方は今後のヘアカラーは絶対やめてくださいね。

…とはいっても、この症状が出る前には通院されていると思います。


 

次回はジアミンアレルギーの予防法や安全性が高い(というと語弊がありますが、アレルギーリスクのない)施術などの説明を致します。

長文でしたが、参考になれば幸いです。

もしご自身でお悩みなどがあればassoまでお気軽にご連絡ください。

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